こんにちは!イラストレーターのなかがわふみです。
今回は、教科書のイラストをご依頼いただくまでのお話をしたいと思います。
私がイラストレーターとして開業したのは、2021年1月のことです。
それまでは子育てをしながら、時々クラウドソーシングを通じてイラストのお仕事をいただいていました。
当時は、
「下の子が幼稚園に入ったら、パートをしながら、ときどき絵で収入を得られたらいいな」
そんなふうに考えていました。
ところが、夫が「本格的にイラストレーターとして挑戦してみたら?」と背中を押してくれたことがきっかけで、思い切って開業を決意。
こうして、イラストレーターとしての活動がスタートしました。
|きっかけは SNS|
2021年に活動を始めてから、SNSをほぼ毎日更新したりクラウドソーシングでお仕事をする日々を続けていました。
2年ほどたったある日、WEBサイトのお問い合わせフォームに1通のメールが届きます。
差出人を見ると、なんと教科書を発行されている出版社様からでした。
その瞬間は信じられず、心臓がバクバク……!
というのも、イラストレーターとして活動を始めると決めたときに掲げた目標の一つが、「教科書の挿絵を描くこと」だったからです。
まさか、その目標につながるご連絡をいただける日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。
初めてのお打ち合わせの際、思い切ってこんな質問をしてみました。
「どちらで私のことを見つけてくださったのでしょうか?」
すると、ご担当者様は
「Instagramでお見かけして、とても素敵だと思ったんです。」
とおっしゃってくださったのです。
その言葉を聞いた瞬間、心の中で思わず叫びました。
「Instagramを続けていて本当に良かった─────────!」
投稿しても思うように「いいね」が増えず、一喜一憂したこともたくさんありました。
それでもコツコツと発信を続けてきたからこそ、ずっと目標にしていた教科書のお仕事につながったのだと思います。
|教科書のイラスト描いたよー!って早く言いたい|
ご依頼をいただいてから約4か月。
無事にイラストを納品し、あとは完成した教科書が届くのを楽しみに待つだけ……。
……と思っていたのですが。
実は、私が携わった教科書を実績として公開できるのは、
なんと3年後だったのです!
教科書は、イラストを描いて終わりではありません。
編集や検定、採択、印刷、供給など、たくさんの工程を経て、ようやく学生さんたちの手元に届きます。
完成までには年単位の時間がかかることを、このお仕事を通して初めて知りました。
学生だった頃の私は、教科書がそんなにも多くの方の手によって作られているなんて考えたこともなく……。
(偉人の肖像画に落書きをしていたタイプです。すみません……。)
もちろん守秘義務もあるため、公表できるまでは家族くらいにしか「教科書のお仕事をしたよ」と話せませんでした。
「早く言いたい!」という気持ちを胸に過ごした3年間。
そして、ついに──
この春、イラストレーターとして初めて携わった教科書が発行されました!✨
それがこちらです⬇️
開隆堂出版 様
令和8年度版 高等学校家庭 教科書「家庭基礎」
3年間待った甲斐もあり、完成した教科書を手にしたときの感動はひとしおでした😭
5年前までは子育てに追われる毎日を送り、「絵で少しでも仕事ができたらいいな」と思っていた私が、教科書にイラストを掲載していただけるようになるなんて……。
当時の自分には想像もできなかったことです。
この一冊が完成するまでに携わられた編集者の皆さまをはじめ、多くの関係者の方々、そしていつも応援してくれる家族には、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、高校生の皆さんの学びを支える教科書づくりに携わることができ、大変光栄に思っています。
これからも、「難しいをやさしく、専門的をわかりやすく。」
そんなイラストを通して、小さなお子さんからご年配の方まで、多くの方の「わかった!」につながるお手伝いができるよう、一つひとつのお仕事を大切に取り組んでまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2026.6.23 なかがわふみ





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